2 味覚障害が後遺障害等級として
認定されるには?

味覚障害は、後遺障害として認められるには、3つの条件を満たす必要があります。

条件1 交通事故によって、頭部外傷、顎の周囲の組織の損傷、舌の損傷のような味覚障害を生じさせる怪我をしたこと

条件2 交通事故による受傷後、味覚の障害を一貫して訴えていること

味覚障害にすぐに気づかないこともあるので、受傷直後に訴えている必要はありませんが、時間が経過すればするほど、交通事故との因果関係を否定される可能性が高まります。

味覚障害に気付いた場合には、早急に専門医を受診する必要があります。

条件3 濾紙ディスク法による味覚検査によって味覚障害が認められること

濾紙ディスク法における最高濃度液による検査結果によって、後遺障害等級が決まります。

甘味、塩味、酸味、苦味のすべてが認知できない  12級
甘味、塩味、酸味、苦味のうち1つが認知できない 14級

味覚障害は仕事に影響しない?

味覚を直接仕事に使用することは少ないため、仕事への制限に関する補償(逸失利益)が認められにくいのが現状です。しかし、仕事への影響は広く考えるべきで、調理師や食品に関わる仕事はもちろんのこと、製薬会社における研究から家事をされる主婦の方に至るまで、味覚障害による仕事への制限を広く考えることは、十分可能だと考えています。

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